秘密基地のようなキャンプ場【静岡】
キャンプ好き焚き火好きが高じて、39歳の時に伊豆修善寺にある山林の一区画約5000坪を購入しました。山に通いやすいように山林取得と同時に小田原へ引っ越し、平日は都内でサラリーマンを続けなが ら、休日を使ってキャンプ場作りを続けています。
本職はシステムエンジニアなので実際のキャンプ場作りに役立つ技術は何も持っていませんでした。伐採、伐根、土留めのやり方、薪小屋作り、井戸掘り…、全てが初めてやる作業。書籍やYouTube等を参考にしながら試行錯誤して進めている日々です。
素人だからといって今出来そうなことでゴールを設定すると貧相な物しか出来上がらない。なのでやりながら技術が向上することを前提にして、あえて無理そうな目標を設定するよう心掛けています。当然失敗することも多いですね。
手伝ってくれる仲間も増えて、少しずつ少しずつですがキャンプ場として成長し続けています。
この山は面白いですよ。色んな種類の樹々が生えています。小鳥を宿す木があったり、いい薪になるものそうでないもの、加工しやすいものしにくいもの、人間の目線で見たときに綺麗な葉っぱや花をつけて景色を彩ってくれるもの、それぞれ特徴があります。間伐してお日様の光があたるようになったコナラは一年前より鮮やかに紅葉するようになりました。地形や樹木の並びによって雨風の影響をモロに受ける場所もありますが、立ち位置をちょっと変えただけで全く影響を受けないところもある。自然を楽しむという意味ではこれ以上ない環境だと思います。
伊豆は山も海もあって大好きな場所なので、将来的には移住したいと思っています。
なぜキャンプ場作りを始めたのか?
よく聞かれることですが、色んな理由があって一言で答えるのは難しいんです。
子供の頃、鹿児島の田舎で育ち友達と裏山で秘密基地を作って遊んだ記憶があります。小学校の授業中に地図を描いてみんなで読みまわし、木材屋さんの友達の家から端材やベニヤ板をちょっとずつ運んで、掘っ建て小屋を作りました。
最終的には焚き火が原因で近所の人に見つかって学校に連絡が入り、担任の先生立ち合いのもと取り壊すことになったのですが、怒られながらも「わいたちゃ、自分たちだけでこいを作ったとや?(鹿児島弁: お前ら自分たちだけでこれを作ったのか?)」と褒められた思い出があります。
楽しくて楽しくて仕方がなかった秘密基地作り。今思えばキャンプ場作りの原体験だったと思います。木も人間も、大人になっても根っこの部分は変わらないんだと思います。
【取材コメント】
CAMP BEANは伊豆市の沼津港、三島、修善寺と観光名所に囲まれた素晴らしいキャンプ場です。キャンプ場のサイト一つ一つお客様が見る景色にこだわりを持って作られた癒しの間でした。富士山を眺める静岡ならでのランドスケープデザイン!ブッシュクラフトなどもやっています。オーナーがまだお若い方ですがオーナーの人柄が人を寄せ付け、時間を忘れてしまうそんな贅沢な時間を過ごしてきました。
【取材先情報】
キャンプ場名:CAMP BEAN
代表:斉藤 勇介
住所:静岡県伊豆市大平1499-2
Mail: info@campbean.jp
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