【東京都・青梅】杣守(ソマモリ)様

2020/05/05
杣守(ソマモリ)様

~林業界へたどり着くまで~

 

自分は4、5才の頃に施設から育ての親へ変わり、定時制高校の学費が払えなくなり中退して、ガソリンスタンド、自動車整備士、関東発の長距離運転手(北海道から広島まで)等を経て、34才頃ハウスクリーニングの個人事業主となりました。

その頃にアグリビジネスの本がやたら気になり、読んでいた事がきっかけで、山仕事を紹介をしていただきました。
業界に入ったのは2007年11月25日36才の時でした。

ゼロからの始まり、人生でも登山は笠取山(多摩川の水源地となっている山)へ2回行った程度で、チェンソーや木の事も知らずに、気軽にその会社に将来の一人親方を目指して日雇い労働者になりました。
最初の作業は山の土方、歩道整備でした。
ひたすら沢から、石を上げてました。
その後枝打ち、徐伐等で怒涛の日々でした。

まさか教える側になるとは!?
2、3年経ち親方に「道具の使い方も知らずにこの仕事にきたのか!」を繰り返されて鉈や鋸の目立てや山仕事の仲間を求めて、森林ボランティア育成講座に入講した5期生です。
その講師陣だったのが「青梅りんけん」で、受講生なのに、枝打ちデモや現在の作業等の話をさせていただきました。
職場でも現場責任者に任命されて、新人教育等々と人にチェンソーや木の事や受け口、負い口等の話をする事になっていき担い手の問題から、お話をする機会も増えてきました。
中島さん『中島邦彦さん』に青梅りんけん並びに里仁会へお誘い頂きそこで講師(長老の方々)の補助をしています。

個人としては前会社を10年余り勤め2018年8月1日より屋号を杣守、肩書を山仕事作業員として始ました。

屋号は大きな目標の杣(そま)を守るからそのままです、杣(そま)とは林業に携わる、場所や人物の総評です。

『山仕事、山の困り事、森林環境教育、担い手育成、ご相談承ります』
と名刺に書いてます。
出来る事と、やりたい事を載せています。

山林や林業を知ってもらう事から始めたいです。
多くの人に森林に関心を持ってもらいたいです。
その先に新たな水と空気を売る林業がある様に感じます。

【取材者コメント】

神棒さんの人柄をもし聞かれることがあれば私は迷いなく「神」と言いたい。    
プロ意識だけではない、山への愛が神々しいと言えるでしょう。    
山でのお困りごと、樹木に対して他人ごとではなく真摯にお答えしてくれます。


【取材先情報】

会社名:杣守(ソマモリ)

社長:神棒 尚之

住所:東京都青梅

仕事内容:山の仕事全般、森林環境教育、山の担い手育成、山の相続相談、庭の困りごと。

TEL:090-8587-4572

Mail: soma.jimbo@gmail.com    
 

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